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舌下免疫療法 Q&A

Q1 対象となる疾患について

A1 舌下免疫療法の対象疾患は、ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎、スギ花粉症です。

 

Q2 治療可能年齢について

A2 5歳から開始可能です。舌下部に1分間、薬剤を保持できることが必要になります。薬剤をなめてしまったり、1分間我慢できずに飲み込んでしまったりする場合には、治療はできません。適応年齢の上限はありませんが、65才以上の高齢者に対するアレルゲン免疫療法は、国内でほとんど行われておりません。

 

Q3 治療適応となる重症度について

A3 鼻アレルギー診療ガイドラインでは、アレルゲン免疫療法は、アレルギー性鼻炎の軽症から重症・最重症まで推奨される治療として記載されています。

 

Q4 治療期間について

A4 3年以上、できれば4,5年間の治療継続を目標にします。治療期間が長いほうが、治療終了後の効果持続期間が長くなることが期待できます。

 

Q5 治療開始時期について

A5 スギの舌下免疫療法は、花粉飛散時期を避けて開始します。6月~11月の間が治療開始可能時期です。1シーズン目からの治療効果を期待するためには、早期の開始が望まれます。ダニの舌下免疫療法は、いつでも開始できますが、スギ花粉症もお持ちの方は、スギ・ヒノキの花粉飛散期を避けて治療を開始します。

 

Q6 アレルゲン免疫療法の効果について

A6 80%以上の方に有効性が期待できますが、効果が出づらい方が10-15%いると言われています。

 

Q7 目のかゆみに対する効果について

A7 鼻の症状だけでなく、スギ花粉やダニアレルギーによる目のかゆみを改善することが報告されています。

 

Q8 スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎の両方をお持ちの場合

A8 スギとダニ両方の舌下免疫療法を行うことは可能ですが、同時に開始することはできません。どちらか片方の舌下免疫療法を開始し、そちらの治療が安定した後に、他方の舌下免疫療法を追加で開始します。上記のように、スギの舌下免疫療法は12月から5月までの間、治療を開始することはできません。

 

Q9 アレルゲン免疫療法の適応外となる患者さんについて

A9 ・病態が不安定で重症な気管支喘息の患者さん ・悪性腫瘍の患者さん ・自己免疫疾患(リウマチなど)でステロイドや免疫抑制剤を服用中の患者さん ・血圧の薬としてβ阻害薬を内服している患者さん

 

Q10 舌下免疫療法における副反応について

A10 口・のど・耳のかゆみや口の中(特に舌下部)の腫れなどがでることがあります。副反応は、治療開始後の早い時期に起こることが多く、多くは一過性で軽度のものです。

 

 

舌下免疫療法について以下のサイトもご参照ください。

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