インフルエンザワクチン Q&A
Q1 インフルエンザワクチンの接種時期について
A1 インフルエンザワクチン接種後2週間で効果が期待でき、約5か月間、効果が持続すると言われています。アメリカでは、10月末までにインフルエンザワクチンの接種を受けることを勧めています。ワクチンの供給後早めに、特にリスクが高い高齢者は、10月の早いうちに接種を受けることをお勧めします。
Q2 2023年度にインフルエンザは、流行するの?
A2 2023年度は、夏季の間もインフルエンザ流行期が持続しており、9月に入って流行注意報基準(定点あたり10.0人以上)を超える都道府県が増えています。ここ数年は、インフルエンザにかかる人がほとんどいなかったため、免疫を持つ人が少なく、一旦流行すると大流行となる恐れがあります。
Q3 インフルエンザワクチンの予防効果について
A3 流行するウイルスの型などにより年度毎のばらつきはありますが、一般的に発症を予防する効果は40~60%程度と言われています。
Q4 インフルエンザワクチンのその他の効果について
A4 インフルエンザワクチンは、発症の予防効果だけでなく、かかった時の重症化や死亡の可能性を減らす効果も確認されております。
Q5 新型コロナワクチン接種との接種間隔について
A5 新型コロナウイルスワクチンは他のワクチンと13日以上の間隔をあけて接種することとされていましたが、インフルエンザワクチンに関しては接種間隔に関する制約がなくなり、同時接種も可能となりました。
Q6 肺炎球菌ワクチンについて
A6 高齢者では、インフルエンザになった時に細菌性肺炎を起こし、重症になることがあります。今まで肺炎球菌ワクチンを受けたことがない高齢者は、肺炎球菌ワクチンの接種をご検討ください。
Q7 新型コロナ感染症流行下におけるインフルエンザ予防接種の意義は?
A7 新型コロナウイルス感染症の症状とインフルエンザの症状は共通する点が多く、症状のみで両者を判別することは困難と思われます。インフルエンザと新型コロナ感染症が同時に流行している時期には、インフルエンザで発熱したとしても、新型コロナウイルス感染症疑いとして医療機関を受診する必要性が高まります。発熱による医療機関受診の可能性をできるだけ減らすためにも、インフルエンザ予防接種を受ける意義は大きいと考えます。